奥歯とは、第一大臼歯から第三大臼歯までの歯のことで、
上下左右合わせて合計12本あります。その名の通り、餅つきに使われる臼のような形をしていることから、食べ物を噛んだ時に細かくすり潰すことに優れています。
第一大臼歯は、食べ物を噛む際に重要な役割を果たしている歯で、噛む力は歯の中で最も大きいほか、第一大臼歯によって噛み合わせの高さが決まります。そのため、第一大臼歯がないとしっかり噛めなくなってしまうだけでなく、噛み合わせ全体が崩れてしまうのです。
また、12歳前後に生える第二大臼歯は、斜めになったり、第一大臼歯にぶつかったりと、正常に生えてこない割合が意外と高い歯です。第三大臼歯は一般的に「親知らず」と呼ばれる歯で、中に埋まったまま生えてこない人や、最近では歯そのものがない人もいます。