インプラント治療前に歯周病の治療が必要です。

歯周病は天然歯と歯を支える周りの組織に起こる炎症ですが、インプラントにも同じような炎症(インプラント周囲炎)がみられることがあり、これらは主に歯周病原細菌が関与しています。
歯周病の方は、お口の中にその細菌が増殖しており、そのままの状態でインプラント治療を行うと、インプラント周囲炎を引き起こす確率が非常に高くなります。

また、インプラント治療の隣の歯が歯周病の場合、インプラント部分に短期間で歯周病原細菌が感染すると言われており、インプラント周囲炎の進行は歯周病に比べて10倍速いとも言われています。
このことからも、インプラントを埋め入れる手術の前に、お口全体の歯周病治療を行って歯周病原細菌を可能な限り減らすことが大切です。