「インプラントってどれくらい長持ちするんですか?」
とよく質問されます。
インプラント治療を施し10年を経過した後の、平均的な残存率は9割を超えています。適切なメンテナンスを怠らなければ、10年以上使用することができるものです。
インプラントを入れてから、亡くなるまでの40年以上の間、使い続けていたというケースもあります。人工歯根を埋め込む土台となる骨が健全に保たれ、しっかりメンテナンスができていれば、一生使い続けられる可能性もあるのです。
ポイントは5つ。
1. 歯周病を予防する口腔内の管理
2. 歯医者さんの定期的なクリーニング
3. 最適な噛合せの維持
4. 骨を健全に保つ
5. 信頼性の高いメーカーを選ぶ
インプラント自体は虫歯になって壊れたりしませんが、その大敵は歯周病です。歯周病菌によって、インプラントを支える骨が痩せてしまったり、他の歯が歯周病になることで、噛合せのバランスが悪くなり、インプラントの寿命を短くしてしまいます。
毎日の歯磨きをきちんとしていても、自分で行うセルフケアには限界があります。
歯を長持ちさせる秘訣は、定期的に歯医者さんでクリーニングしてもらうことですが、インプラントも同様です。
糖尿病を患っている方には、インプラント治療は推奨されていません。糖尿病は骨粗鬆症になりやすく、人工歯根を支える骨が脆く支えられないリスクがあるためです。
ですから、カルシウムの摂取などを心がけ、骨を丈夫に保つこともインプラントを長持ちさせる秘訣となります。
全身の健康と口腔内の健康はつながっています。
程度な運動を心掛けてみましょう。
また、選ぶインプラントメーカーも重要です。
世界的に知られているメーカーは安全性が高く、研究も進んでいます。
インプラントの治療費は経済的に考えても安い方が好まれますが、それはきちんとしたメーカーのインプラントを使用しているのでしょうか。
数年後もしそのインプラントが取れてしまったら。。。
信頼性の高いメーカーを選ぶということもとても重要です。