歯を治療する事で記憶力が回復する例もある
奥歯を削り噛みにくくした状態のマウスを、セメントなどで修復すると、正常なマウスと同じ程度にまで記憶力が回復したという研究報告があります。
噛み合わせが悪いまま放っておくのではなく、噛む事が出来るように治療することで記憶力の回復の可能性が高まります。

入れ歯やインプラントでも脳は刺激出来る
アルツハイマー型認知症の方の口の中を調べると、歯が無くなり、長い間良く噛んで食べる事が出来ていなかったと思われる人が多く見られます。
歯が無いと歯根膜が無くなるため、刺激が脳には伝わりません。しかし、歯に代わる入れ歯や、インプラントなどの治療を行えば歯と同様の働きをすることが出来るのです。

トレーニングガムを利用する
歯があっても良く噛まなければ脳に刺激を与えられません。
食事の時に良く噛む事も必要ですが、ガムを噛むことも有効です。
ガムを噛む事でリラックス効果ももたらされ、集中力も回復するのです。
トレーニングガムとして歯科でのみ販売されているものもあるようですが、市販のガムでも効果はありますので、認知症予防のために利用してみてはいかがでしょうか。