• 噛む事の必要性

    噛む事を意識して食べると脳は活性化しやすい
    歯があれば普通に噛めますが、歯が抜けると噛めないだけでなく歯根膜もなくなり、脳へ刺激は伝わらなくなってしまいます。
    また、歯があってもあまり咀嚼を意識しないで食べていると、脳への刺激が少なくなります。
    このことから、脳を活性化するには意識して噛む事が重要だと言えます。噛まないとアミロイドβ蛋白は沈着しやすく、海馬の細胞が減ります
    アミロイドβ蛋白とはアルツハイマー型認知症の原因と考えられている物質です。
    広島大学で、よく物を噛む事が出来る正常なマウスと、歯がなく柔らかい物しか食べられないマウスを比較した研究を行いました。
    その結果、歯のないマウスの方には、大脳皮質にアミロイドβ蛋白が沈着し、老人斑が多数発生し、さらに、記憶や学習能力に関わる海馬の細胞数が少なくなっている事が判明したのです。
    つまり物をよく噛んで食べる事ができなければ、咀嚼によって中枢神経が刺激される事も少なくなり、アルツハイマー型認知症を引き起こしてしまう確率がぐっと高くなるのです。