新しい技術、製品は基礎的な知識と根拠がなければ患者様に使用できません。
院長は2005年にCAD/CAMで作られたジルコニアが国内で初めて歯科治療への使用認可が下りて以来、多くの歯科用CAD/CAMに触れ、使用する素材について調べながら使用してきました。
技術と素材の進化は多大な利益をもたらすことは期待されますが、起こりうるリスクとその対処も知らなければなりません。
一度治したら二度と治療せずにすむ歯科材料は今はまだありませんが、再治療のリスクを減らす使用法や、壊れにくい材料を用いることで長年にわたって快適に生活して頂きたいと治療に臨んでおります。
近年、歯科医学の成熟とともに治療法には医学的な根拠を常に持つべきであるとの考え方が根幹としてあります。一方で科学的根拠で証明が難しいかみ合わせについての教育は、卒後の経験により習得する傾向がありますが、患者さんの感覚と学問的な治療法との擦り合わせをする意味でも臨床では非常に重要な部分であるため,技工士と常に連携し理想的なかみ合わせを獲得できるよう努めております。